リスト更新④2016年06月07日 21時09分01秒

数えてみたらこれまでに101本のベースを所有したことがわかりました。
時系列では並べられませんでしたが、ブランド毎に整理すると、そこから浮かび上がる事実があります。

便宜上ベスト10として紹介してきましたが、その合計で56本ですから、残り45本は、3本所有していたブランド、2本だけ、1本だけといったもので占められます。
45本というのもすごいですね。
3本持っていたブランドは2社あり、Fender JapanとCitronになります。

フェンダージャパンは実を言うと全ていまでも持っています。
古いJBをフレットレスとフレッテッドで、別途オークションでジャンクの物を手に入れ、一方のボディのお腹の辺りをスイミングプールのように穴を空け、PUをどこに付けるとどんな音がするのか試せるように改造しました。
これに2本のネックを差し替えて、フレット有無でも試せるようにした、実験用「2コ1」となっています。
PUはEMGでJJやPJ、ブリッジはバダスが付いています。
現場で使える状態ではありませんが、結構良い音がします。

もう1本は5弦のフレットレスでPBシェイプですが、これも元はフレッテッドでした。
ナローネックで弦間が狭く、今求めている楽器の雛形となったとも言えます。
バーチーズの斉藤さんに加工を依頼し、フレット高の減少分をコーティングで稼いでおり、ネックポケットをシムなどで弄ることなくベストなセッティングを出せています。
PUはPだけでしたが、Jを追加すべく、更なる加工を依頼中です。
EMGを付けていましたが、ビルローレンスも用意してあり、パッシブにするかも知れません。
Jの位置は先の実験用ベースで決定した特殊な場所で、リアというよりセンターです。

弾き心地の追求とともに、自分の信じる良い音を出したくて、PUやハードウェアなどのコンポーネンツの選定だけに止まらず、様々なことを考え、実践しています。
自分が製作家でないのは歯がゆいですが、色々とやってくれる方が周囲におりますので協力を仰いでいます。
PUの位置は、できあがった楽器で変えるには大事ですが、新しく作る場合には自由に選べる要素の一つです。
既存の価値観にとらわれず、いろいろやってみたら良いのにと思いますが、既製品は保守的なユーザーに支えられているので冒険は難しそうです。

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