リスト更新2016年06月02日 13時21分09秒

オークションに出ていたバルトリーニの4弦ベース用ハムバッカーに目が止まった時、それを付けていたベースを持っていたような気がして、過去に所有したベースのリストを見直したところ、1本のフレットレスベースが漏れていたことに気付きました。
さらに眺めていると、初めて手に入れた(友人にいただいた)Wベースも載せていないことがわかり、各ブランド毎の本数と総数を数え直すと、なんとすでにぴったり100本ということになっていました。
ばかばかしい話ですが、98本という認識でしたので、きりの良いあと2本を最後にしようなどと考えておりますが、その論で行けばすでに打ち止めに達していたということです。
これによって今抱えている案件が影響を受けるとは考えませんが、今春に集大成的な2本が非常な感銘を与えた事実を、さらに重たく受け止めているのは否定できません。
ベースプレイヤーを職業にできたのは20台後半と、遅いスタートでしたが、練習で感じる不満を解消すべく思い立つアイディアをことごとく形にして、それを常に現場で検証して四半世紀ですから、1ユーザーとしての達成感は大きなものです。
そして最終章へ突入か、と大袈裟に思い描くステップだったのですが、それは逆に新章の始まりを告げるものかと勘ぐる啓示でした。

今回は、ただ端からカウントするのでなく、ブランド毎の集計をとって合計してみたので、前回の98本にも間違いはなかったのですが、どこの楽器を実際に多く使ったのかは一目瞭然で、これを紹介してみることにしましょう。

ベスト10の下位から発表します。
4本所有したことのあるブランドは4つあり、フェンダーUSA、フリーダムカスタムギターリサーチ、クノーレンギターズ、ヤマハとなりました。
フェンダー以外は、いまも1本ずつ手元にあります。
フェンダーUSAはカスタムショップとジャパン以外という分け方で、メイドインメキシコは使ったことがありませんが、このカテゴリーに入れます。
というわけで現行品を1本、これもよそさまにいただいたものでしたが、それ以外の3本はビンテージのプリCBSのPB,JB,そして70年代のJBという内訳になります。
カスタムショップ、ジャパンも加えてフェンダーのシールが貼ってある楽器を総合すると8本になります。
やはりベースといえばフェンダーなのですね。
これらブランドはランキングとしては7位ということになります。

5本所有したことのあるブランドは2つあり、ランキングとしては5位となりますが、マイケルトバイアスデザインとアレバコッポロとなります。
トバイアスブランドはお借りして使ったことはありますが、所有者となったことはなく、ここではMTDに限定します。
しかし初めてのMTDは韓国製のKingstonでしたので、手造りのUSAは4本で、うち3本はオーダーしました。
オーダーしたものはいずれも特注の534で、フレット数も22でお願いしたこともあります。
2000年代前半から、欲しい楽器の形はすでに答えが出ており、弾き心地の追求とともに、鳴らしたい音の実現のために手を尽くしました。
どのビルダーが、自分と音色の好みが似ているか、どの素材が近道となるか、そのための投資の時代でした。
こと、音という面で、ここに挙がるコッポロは本当に好きでした。
彼のショップ、西海岸に移転する前のNY時代ですが、には数度通いましたがジミーはF-bassやElrickを扱っており、自分の製作した楽器を薦めることはしませんでした。
その店にはすでにアレバコッポロブランドの在庫が壁に掛かっておりましたが、私も興味を抱くことなく、マス・日野さんつながりでか、アトリエZも置いてあり、むしろそちらが目を惹きました。
私には買う余裕がなかったのですが、彼の店を訪れて何度も弾かせて頂いたのはF-bassの5弦フレットレスでした(ACモデルではない)。
高額な買い物をして滞在期間を短縮させてしまうのか、それとも出会いを信じて賭に出るのか、迷った挙げ句購入を見送りましたが、その決断には間違いはありませんでした。
ただ、あのときの感興が、帰国後に待っているカスタムベース探求への旅路の発端だったとは思います。
むしろ、それよりも少し安かったアレバコッポロを2001年の時点で弾いていなかったことが悔やまれます。

4位は6本所有したケンスミスでした。
1984年だったでしょうか、リットーミュージックのベースマガジンが季刊誌として創刊された頃、フォデラ、Walなどと共に新興ブランドとして商品が渡来した最初のロットではないかと思いますが、新宿のKEY楽器店で試奏しています。
そのときから、あの特異なサウンドには魅了されています。
当時弾いたものはダブテイルジョイントでボディ材はマホガニーをウォルナットでサンドイッチしたものだったと記憶しています。
フォデラが扱いやすいトーンで、Walはエレクトリカル、それに対してWベースのような、コーンと突き抜ける響きと甘さを持っていて、初めて聞く音でした。
その後日本で作られるなどの変遷もありましたが、正式に国内へ供給されるようになった2000年代以降、わたしにとっては、どこかファーストプライオリティのブランドでもありました。

そして、なんということか、こんな記事を書いていると、もう1本脳裏をよぎる個体がありました。
漏れを発見。
本日リストに3本追加で、履歴が101本になってしまいました!
膝の力が抜けましたので、続きは後日にします。

チラシが届きました2016年06月02日 21時56分06秒

0630flyer
今月末のKAMOMEでのライブですが、前日6/29は友人の佐藤広理さん(sax)のリーダーライブという偶然でした。
というわけでドラムの飯島さん、ギターの藤枝さんが2daysとなりますので、是非ともよろしくお願いいたします!