リスト更新② ― 2016年06月06日 14時18分27秒
ランキング続編です。
なんのために順位を付けているかと言えば、大枚はたいて無造作に楽器を買っているわけではないことを自覚したいためです。
見た目に惚れる、ということもなかったわけではありませんが、何度も言うとおり、弾き心地について尋常ではないこだわりがあるらしく、ど真ん中のストライクを追求してきた履歴でもあり、そこには試みや迷いがあります。
塗色の嗜好も探ってみると良いと思うのですが、普段からフェンダー社がサーフボードに倣ったようにポップな色使いのオペック(塗りつぶし)が好きではありますが、案外そればかりではない気がします。
一番気に入っていたのは、言うまでもなくアレバ・コッポロのスパークリング・パープルでしたが、現在手元に残るフェンダーライクな楽器は青と赤のオペックで、サンバーストはあまり好きではありません。
付け加えれば、アッシュ材の太い導管が顕す筆で書いたような木目はあまり好きではなく、アルダーであったり、プレーンなメイプルであったり、はたまたスプルースのような淡泊な表情でないと楽器を手にした時に気持ちがくつろげません。
派手な色を好む一方で、派手な木目を嫌うのは、はじめ矛盾のように感じましたが、おそらくは前線を戦うパートナーには生き物然としたアピアランスより、道具的な無機質さを求める感覚を認めて、理に適うと思いました。
話が逸れました。
ベスト3を紹介します。
意外でしたが3位はアレンビックでした。
ブランドアイコンは、間違いなくスタンリー・クラークであり、彼のショートスケールベースなのですが、それと同型は1本だけで、ミディアムスケール(32インチ)は所有したことが無く、3本が34インチ、2本が35インチ、残りは33.25インチとなります。
ここは基本的に、スルーネック構造でオーダーする限り、好きな長さで、好きなフレット数、好きな弦間隔が頼めます。
ものすごく高価ですがフォデラ程ではなく、使用する木材は世界のトップ(匹敵するのはケンスミスだけではないかと思います)であり、望む物を生み出すという観点からは、唯一無二の存在と思っています。
音が好きかどうか、というのも、むろん大切な評価軸ですが、ベースらしい豊かな響きはきちんと備えており、決して電気の力に頼った音造りではありません。
オリジナルのPUは優れて素直な特性で、パッシブで使ったり、意味はありませんが他社製のプリアンプを繋いだりした経験もありますが、決して奇特な物ではありません。
シングルコイルの音をノイズレスで出したい、という単純な理想のために、大がかりな外部電源やダミーコイルを用いる”システム”サーキットも出音はピュアそのものであり、フィルターでクセを付けられる点ばかり強調され、個性の塊みたいに認識される傾向があるのは残念なことです。
アレンビック社の楽器は、その成り立ちから、ヒッピー思想やアート志向、そしてファミリービジネスというバックグラウンドが製品に色濃く表れており、好事家の嗜好対象に過ぎないと見られがちですが、プレイヤー思いのごく真っ当な楽器だと断言します。
元々、ベースギター、エレキギターの音域を下げたもの、として設計されている点、ボディが小さくローポジションが遠いなどの操作性の悪さを引きずっていますが、ボディデザインを決めるのも顧客の自由なのですから、むしろ既存の楽器が到達しないベストバランスを追求するのにもうってつけのブランドであり、わたしにとっての正味100本目だった楽器が、完璧にこれを達成しました。
いずれご紹介したいと思います。
なんのために順位を付けているかと言えば、大枚はたいて無造作に楽器を買っているわけではないことを自覚したいためです。
見た目に惚れる、ということもなかったわけではありませんが、何度も言うとおり、弾き心地について尋常ではないこだわりがあるらしく、ど真ん中のストライクを追求してきた履歴でもあり、そこには試みや迷いがあります。
塗色の嗜好も探ってみると良いと思うのですが、普段からフェンダー社がサーフボードに倣ったようにポップな色使いのオペック(塗りつぶし)が好きではありますが、案外そればかりではない気がします。
一番気に入っていたのは、言うまでもなくアレバ・コッポロのスパークリング・パープルでしたが、現在手元に残るフェンダーライクな楽器は青と赤のオペックで、サンバーストはあまり好きではありません。
付け加えれば、アッシュ材の太い導管が顕す筆で書いたような木目はあまり好きではなく、アルダーであったり、プレーンなメイプルであったり、はたまたスプルースのような淡泊な表情でないと楽器を手にした時に気持ちがくつろげません。
派手な色を好む一方で、派手な木目を嫌うのは、はじめ矛盾のように感じましたが、おそらくは前線を戦うパートナーには生き物然としたアピアランスより、道具的な無機質さを求める感覚を認めて、理に適うと思いました。
話が逸れました。
ベスト3を紹介します。
意外でしたが3位はアレンビックでした。
ブランドアイコンは、間違いなくスタンリー・クラークであり、彼のショートスケールベースなのですが、それと同型は1本だけで、ミディアムスケール(32インチ)は所有したことが無く、3本が34インチ、2本が35インチ、残りは33.25インチとなります。
ここは基本的に、スルーネック構造でオーダーする限り、好きな長さで、好きなフレット数、好きな弦間隔が頼めます。
ものすごく高価ですがフォデラ程ではなく、使用する木材は世界のトップ(匹敵するのはケンスミスだけではないかと思います)であり、望む物を生み出すという観点からは、唯一無二の存在と思っています。
音が好きかどうか、というのも、むろん大切な評価軸ですが、ベースらしい豊かな響きはきちんと備えており、決して電気の力に頼った音造りではありません。
オリジナルのPUは優れて素直な特性で、パッシブで使ったり、意味はありませんが他社製のプリアンプを繋いだりした経験もありますが、決して奇特な物ではありません。
シングルコイルの音をノイズレスで出したい、という単純な理想のために、大がかりな外部電源やダミーコイルを用いる”システム”サーキットも出音はピュアそのものであり、フィルターでクセを付けられる点ばかり強調され、個性の塊みたいに認識される傾向があるのは残念なことです。
アレンビック社の楽器は、その成り立ちから、ヒッピー思想やアート志向、そしてファミリービジネスというバックグラウンドが製品に色濃く表れており、好事家の嗜好対象に過ぎないと見られがちですが、プレイヤー思いのごく真っ当な楽器だと断言します。
元々、ベースギター、エレキギターの音域を下げたもの、として設計されている点、ボディが小さくローポジションが遠いなどの操作性の悪さを引きずっていますが、ボディデザインを決めるのも顧客の自由なのですから、むしろ既存の楽器が到達しないベストバランスを追求するのにもうってつけのブランドであり、わたしにとっての正味100本目だった楽器が、完璧にこれを達成しました。
いずれご紹介したいと思います。
チラシが届きました ― 2016年06月02日 21時56分06秒
リスト更新 ― 2016年06月02日 13時21分09秒
オークションに出ていたバルトリーニの4弦ベース用ハムバッカーに目が止まった時、それを付けていたベースを持っていたような気がして、過去に所有したベースのリストを見直したところ、1本のフレットレスベースが漏れていたことに気付きました。
さらに眺めていると、初めて手に入れた(友人にいただいた)Wベースも載せていないことがわかり、各ブランド毎の本数と総数を数え直すと、なんとすでにぴったり100本ということになっていました。
ばかばかしい話ですが、98本という認識でしたので、きりの良いあと2本を最後にしようなどと考えておりますが、その論で行けばすでに打ち止めに達していたということです。
これによって今抱えている案件が影響を受けるとは考えませんが、今春に集大成的な2本が非常な感銘を与えた事実を、さらに重たく受け止めているのは否定できません。
ベースプレイヤーを職業にできたのは20台後半と、遅いスタートでしたが、練習で感じる不満を解消すべく思い立つアイディアをことごとく形にして、それを常に現場で検証して四半世紀ですから、1ユーザーとしての達成感は大きなものです。
そして最終章へ突入か、と大袈裟に思い描くステップだったのですが、それは逆に新章の始まりを告げるものかと勘ぐる啓示でした。
今回は、ただ端からカウントするのでなく、ブランド毎の集計をとって合計してみたので、前回の98本にも間違いはなかったのですが、どこの楽器を実際に多く使ったのかは一目瞭然で、これを紹介してみることにしましょう。
ベスト10の下位から発表します。
4本所有したことのあるブランドは4つあり、フェンダーUSA、フリーダムカスタムギターリサーチ、クノーレンギターズ、ヤマハとなりました。
フェンダー以外は、いまも1本ずつ手元にあります。
フェンダーUSAはカスタムショップとジャパン以外という分け方で、メイドインメキシコは使ったことがありませんが、このカテゴリーに入れます。
というわけで現行品を1本、これもよそさまにいただいたものでしたが、それ以外の3本はビンテージのプリCBSのPB,JB,そして70年代のJBという内訳になります。
カスタムショップ、ジャパンも加えてフェンダーのシールが貼ってある楽器を総合すると8本になります。
やはりベースといえばフェンダーなのですね。
これらブランドはランキングとしては7位ということになります。
5本所有したことのあるブランドは2つあり、ランキングとしては5位となりますが、マイケルトバイアスデザインとアレバコッポロとなります。
トバイアスブランドはお借りして使ったことはありますが、所有者となったことはなく、ここではMTDに限定します。
しかし初めてのMTDは韓国製のKingstonでしたので、手造りのUSAは4本で、うち3本はオーダーしました。
オーダーしたものはいずれも特注の534で、フレット数も22でお願いしたこともあります。
2000年代前半から、欲しい楽器の形はすでに答えが出ており、弾き心地の追求とともに、鳴らしたい音の実現のために手を尽くしました。
どのビルダーが、自分と音色の好みが似ているか、どの素材が近道となるか、そのための投資の時代でした。
こと、音という面で、ここに挙がるコッポロは本当に好きでした。
彼のショップ、西海岸に移転する前のNY時代ですが、には数度通いましたがジミーはF-bassやElrickを扱っており、自分の製作した楽器を薦めることはしませんでした。
その店にはすでにアレバコッポロブランドの在庫が壁に掛かっておりましたが、私も興味を抱くことなく、マス・日野さんつながりでか、アトリエZも置いてあり、むしろそちらが目を惹きました。
私には買う余裕がなかったのですが、彼の店を訪れて何度も弾かせて頂いたのはF-bassの5弦フレットレスでした(ACモデルではない)。
高額な買い物をして滞在期間を短縮させてしまうのか、それとも出会いを信じて賭に出るのか、迷った挙げ句購入を見送りましたが、その決断には間違いはありませんでした。
ただ、あのときの感興が、帰国後に待っているカスタムベース探求への旅路の発端だったとは思います。
むしろ、それよりも少し安かったアレバコッポロを2001年の時点で弾いていなかったことが悔やまれます。
4位は6本所有したケンスミスでした。
1984年だったでしょうか、リットーミュージックのベースマガジンが季刊誌として創刊された頃、フォデラ、Walなどと共に新興ブランドとして商品が渡来した最初のロットではないかと思いますが、新宿のKEY楽器店で試奏しています。
そのときから、あの特異なサウンドには魅了されています。
当時弾いたものはダブテイルジョイントでボディ材はマホガニーをウォルナットでサンドイッチしたものだったと記憶しています。
フォデラが扱いやすいトーンで、Walはエレクトリカル、それに対してWベースのような、コーンと突き抜ける響きと甘さを持っていて、初めて聞く音でした。
その後日本で作られるなどの変遷もありましたが、正式に国内へ供給されるようになった2000年代以降、わたしにとっては、どこかファーストプライオリティのブランドでもありました。
そして、なんということか、こんな記事を書いていると、もう1本脳裏をよぎる個体がありました。
漏れを発見。
本日リストに3本追加で、履歴が101本になってしまいました!
膝の力が抜けましたので、続きは後日にします。
さらに眺めていると、初めて手に入れた(友人にいただいた)Wベースも載せていないことがわかり、各ブランド毎の本数と総数を数え直すと、なんとすでにぴったり100本ということになっていました。
ばかばかしい話ですが、98本という認識でしたので、きりの良いあと2本を最後にしようなどと考えておりますが、その論で行けばすでに打ち止めに達していたということです。
これによって今抱えている案件が影響を受けるとは考えませんが、今春に集大成的な2本が非常な感銘を与えた事実を、さらに重たく受け止めているのは否定できません。
ベースプレイヤーを職業にできたのは20台後半と、遅いスタートでしたが、練習で感じる不満を解消すべく思い立つアイディアをことごとく形にして、それを常に現場で検証して四半世紀ですから、1ユーザーとしての達成感は大きなものです。
そして最終章へ突入か、と大袈裟に思い描くステップだったのですが、それは逆に新章の始まりを告げるものかと勘ぐる啓示でした。
今回は、ただ端からカウントするのでなく、ブランド毎の集計をとって合計してみたので、前回の98本にも間違いはなかったのですが、どこの楽器を実際に多く使ったのかは一目瞭然で、これを紹介してみることにしましょう。
ベスト10の下位から発表します。
4本所有したことのあるブランドは4つあり、フェンダーUSA、フリーダムカスタムギターリサーチ、クノーレンギターズ、ヤマハとなりました。
フェンダー以外は、いまも1本ずつ手元にあります。
フェンダーUSAはカスタムショップとジャパン以外という分け方で、メイドインメキシコは使ったことがありませんが、このカテゴリーに入れます。
というわけで現行品を1本、これもよそさまにいただいたものでしたが、それ以外の3本はビンテージのプリCBSのPB,JB,そして70年代のJBという内訳になります。
カスタムショップ、ジャパンも加えてフェンダーのシールが貼ってある楽器を総合すると8本になります。
やはりベースといえばフェンダーなのですね。
これらブランドはランキングとしては7位ということになります。
5本所有したことのあるブランドは2つあり、ランキングとしては5位となりますが、マイケルトバイアスデザインとアレバコッポロとなります。
トバイアスブランドはお借りして使ったことはありますが、所有者となったことはなく、ここではMTDに限定します。
しかし初めてのMTDは韓国製のKingstonでしたので、手造りのUSAは4本で、うち3本はオーダーしました。
オーダーしたものはいずれも特注の534で、フレット数も22でお願いしたこともあります。
2000年代前半から、欲しい楽器の形はすでに答えが出ており、弾き心地の追求とともに、鳴らしたい音の実現のために手を尽くしました。
どのビルダーが、自分と音色の好みが似ているか、どの素材が近道となるか、そのための投資の時代でした。
こと、音という面で、ここに挙がるコッポロは本当に好きでした。
彼のショップ、西海岸に移転する前のNY時代ですが、には数度通いましたがジミーはF-bassやElrickを扱っており、自分の製作した楽器を薦めることはしませんでした。
その店にはすでにアレバコッポロブランドの在庫が壁に掛かっておりましたが、私も興味を抱くことなく、マス・日野さんつながりでか、アトリエZも置いてあり、むしろそちらが目を惹きました。
私には買う余裕がなかったのですが、彼の店を訪れて何度も弾かせて頂いたのはF-bassの5弦フレットレスでした(ACモデルではない)。
高額な買い物をして滞在期間を短縮させてしまうのか、それとも出会いを信じて賭に出るのか、迷った挙げ句購入を見送りましたが、その決断には間違いはありませんでした。
ただ、あのときの感興が、帰国後に待っているカスタムベース探求への旅路の発端だったとは思います。
むしろ、それよりも少し安かったアレバコッポロを2001年の時点で弾いていなかったことが悔やまれます。
4位は6本所有したケンスミスでした。
1984年だったでしょうか、リットーミュージックのベースマガジンが季刊誌として創刊された頃、フォデラ、Walなどと共に新興ブランドとして商品が渡来した最初のロットではないかと思いますが、新宿のKEY楽器店で試奏しています。
そのときから、あの特異なサウンドには魅了されています。
当時弾いたものはダブテイルジョイントでボディ材はマホガニーをウォルナットでサンドイッチしたものだったと記憶しています。
フォデラが扱いやすいトーンで、Walはエレクトリカル、それに対してWベースのような、コーンと突き抜ける響きと甘さを持っていて、初めて聞く音でした。
その後日本で作られるなどの変遷もありましたが、正式に国内へ供給されるようになった2000年代以降、わたしにとっては、どこかファーストプライオリティのブランドでもありました。
そして、なんということか、こんな記事を書いていると、もう1本脳裏をよぎる個体がありました。
漏れを発見。
本日リストに3本追加で、履歴が101本になってしまいました!
膝の力が抜けましたので、続きは後日にします。
絞り込み ― 2016年05月29日 23時45分44秒
機能面と音についての最大限のリクエストと、美観に関わる最小限の我が儘で、今後使うべきメインの楽器を想定し、仕様を考え(いや考えなくてもすらすら言える)、それを通常の予算を立てずに、ある意味価格度外視なブランド、いや信頼に足るというこれまでの関わりで保証済みと言えるところへ注文を出すに当たって、やはり今委託に出している楽器に加えて3本を追加してとんとんだということがわかっています。
もう年齢も行っているので、この後どれだけきちんとした仕事ができるか分からない思いを伴いつつ、もう本当に使用楽器の面ではゴールへ辿り着くべき時ではないかと考えます。
なのでバリエイションを備えておくより、日々を喜びに満たされる少数精鋭で活動すべきと思います。
でも手放すものの中の、あれとあれは惜しいのです。
しかし、それらに教えられて、理想像が具体的になったとも言え、そこへ突っ走らなければここまでの遍歴も泣くというものです。
道楽は極めてこそ、なのかな。
仕事の道具ではありますが。
想定通りだと最終的に9本が残ります。
フレッテッドが4弦2本(20フレットと24フレット)、5弦3本(うち新規が2本)、6弦1本(ハイF)。フレットレスが5弦1本。
アコースティックベースが5弦1本(ハイC)、Wベース1本。
充分多いな。
でPB枠はあきらめます。
あ、でも5弦がほぼ総入れ替え、ただし1本残すかわりに4弦を1本出す。
出て行くもの等は2本の新規で、音質的には賄えるという計算の元で。
書いていて思うけれど、くだらない話ですね…
もう年齢も行っているので、この後どれだけきちんとした仕事ができるか分からない思いを伴いつつ、もう本当に使用楽器の面ではゴールへ辿り着くべき時ではないかと考えます。
なのでバリエイションを備えておくより、日々を喜びに満たされる少数精鋭で活動すべきと思います。
でも手放すものの中の、あれとあれは惜しいのです。
しかし、それらに教えられて、理想像が具体的になったとも言え、そこへ突っ走らなければここまでの遍歴も泣くというものです。
道楽は極めてこそ、なのかな。
仕事の道具ではありますが。
想定通りだと最終的に9本が残ります。
フレッテッドが4弦2本(20フレットと24フレット)、5弦3本(うち新規が2本)、6弦1本(ハイF)。フレットレスが5弦1本。
アコースティックベースが5弦1本(ハイC)、Wベース1本。
充分多いな。
でPB枠はあきらめます。
あ、でも5弦がほぼ総入れ替え、ただし1本残すかわりに4弦を1本出す。
出て行くもの等は2本の新規で、音質的には賄えるという計算の元で。
書いていて思うけれど、くだらない話ですね…
迷っています ― 2016年05月28日 14時27分03秒
今ある演奏機会のうち80%はビッグバンド(あるいはオーケストラ)の一員として、椅子に腰掛けて、目の前に置かれる楽譜を忠実に弾くというもので、これは少々世間一般のエレキベース奏者のスタイルとは異なるような気がします。
座って弾くことに馴れているため、当然のごとく立って演奏するライブなどでも、支障がなければスツールなど用意して座りたいと思っています。
普段の練習も座って行いますので、足の上に乗せた状態で、自分の演奏する楽器に、自信を持って対峙することができます。
むろん立って弾く場合にこそ重要な問題ではありますが、重量のために下がってしまうネックを運指に使う左手で支えながら弾く、ということが何よりも嫌いです。
わたしは、足の上に置いたときに、両手とも離して、楽器が置かれたままの状態を保つ重量バランスに作られている楽器こそが必要だと、常々思っていました。
右腕をボディに掛けて固定する、というのも行いたいピチカートの動作に悪い影響がある(と確信しておりますが…)ので除外します。
立って弾くときには、ストラップのピンがどの位置にあるかも重要で、それは座って弾く時に無視できないポイントでもあります。
そうすると、例えば、フェンダー社が正規に送り出してきた楽器類は、ほぼ全部気に入りません。
ただし、うまくすると良好な部類に転じます。
ヘッドに取り付けられている重量物である糸巻きを社外品のできるだけ軽量なものへ付け替えるということを行います。
音が悪くなる、という多くのインプレッションを見ることができ、事実わたしもそれを思わされる事例に当たりました。
しかし、弾く気が起きないよりもましであり、長時間弾き続けて腕などに痛みを生じさせられるのもごめんです。
魅力的な音質が、弾き心地の悪さを妥協せしめるとは、わたしのこれまでの楽器履歴を見れば一目瞭然ですが、あり得なかったのです。
フェンダー型でもGotoh GB640や、Hipshot HB6などを使用して、なおかつ音質への不満を生じさせないもの、というのが近年探していた楽器であり、今手元にあって甲乙付けがたいアルダーとアッシュの2本のジャズベース・コピーモデルがそれにあたります。
さて、ビッグバンド系の仕事を長年続けていて、腰痛やら手首痛やら肘痛を職業病として煩ってきました中で、多弦ベースについてはいくつかの考え方の変遷があります。
アレンジャーは4弦のベースでアレンジを書いてはくれますが、ここぞでより低い音を鳴らしたい、あるいはその音をローB弦で弾いてしまえば著しく運指が楽になる、などの理由から、5弦ベースをメインにしたいと思うことが多々あります。
いつも呼んでくださるアレンジャーから、あなたのベースは下に音域が広がっているのですね、と確認され、ローB前提のアレンジを書かれる方もいらっしゃいます。
わたしにとって初めての多弦は90年代で、34インチ/24フレット/弦間19mmの5弦ベースでした。
次に35インチ/24フレット/弦間18mmの6弦ベースを入手し、せっせと練習をしていると、その後持病と化す左手首痛が初めて生じました。
一旦4弦ベースへ戻り、数年経って34インチ/24フレット/弦間18mmの5弦ベースを購入し、その後34インチ/21フレット/弦間19mmのフェンダー型5弦ベースに落ち着きます。
ほどなくして、常態化する左手首痛がしんどくなり、ミディアムスケールを模索し始めます。
33インチ/22フレット/弦間19mmという5弦ベースで、これは現在でも時々使用しており、この先も手放すことはないと思っています。
33インチという、若干短縮されたスケールの楽器に味を占め、多くの楽器を積極的に手放して、完全移行を目指します。
ところが4弦で製作してもらったミディアムスケールの楽器は、どうしても使う気になれないものでした。
その後色々試行錯誤をして、4弦は4段落前に述べました2本のJBへと行き着きました。
近年、スティーブ・スワロー氏のシグネチャーモデルを若干モディファイした35インチ/24フレット/弦間17mmというアコースティックベースを使い始め、また足かけ6年の製作期間を経た33.25インチ/22フレット/弦間17.5mmというフルオーダーのハイーF6弦ベースができあがってきたのを弾いた上で、幅の狭いネックが楽であると結論づけることができました。
巷間言われる、弦間が狭いとスラップのプルで指が入りにくいとか、かつての自分が思っていたのは、十分なピチカートの振り抜きができないだとか、デメリットのいくつかはどういうわけか、今は気にならなくなっていました。
それどころか、快適さをあらためて感ずることとなり、多弦はネック幅を確保してスケールを短縮する、という方向から、スケールは4弦と同じでネック幅を狭くする、という方向へ方針を変えることとなりました。
以前のエントリーでも書きましたが、ハイパーテクニカル系のニュージェネレーション・ベースプレイヤーには、ミディアムスケール+狭い弦間、そして多フレットという組み合わせが求められるマーケット事情があり、フェンダー型に近い、オーセンティックなベーシストに受けるプロファイル(少ないフレット)であって狭い弦間、という組み合わせが既製品になく、ではどこへ製作を依頼しようか思案中であるというところまでお話ししました。
この時点でいくつか候補があり、若干のデメリットを含むために決めきれないでおりましたが、具体例を挙げて紹介しましょう。
Moonカスタムオーダー クロサワ楽器店の特別オーダー品がとても良く、これを元にアッシュボディ、そしてさらに狭いネック/弦間を実現する依頼が可能かどうか 22フレットは無理そう?(20又は21か)
Pedulla ボルトオンのシリーズでは16.5mm/22フレットで申し分なし ナットでのネック幅が太いので45mmで作れないか、その可否
Sadowsky Will Leeなら22フレット&ナローネック 18mmブリッジでのオーダーが可能 フルサイズボディで作れるか?
F-bass やりたいことは全てオーダーで可能 ただし高額
Alembic 上に同じ
ムーン、ペデュラ、サドウスキーに関しては、具体的な相談は行っておりませんが、そうこうするうちに進捗があり、F-bassとAlembicからは概算見積もりの回答が来ました。
予算をオーバーしていることは事実ですが、十分検討の価値はありそうです。
そして、そのためにまだいくらか手放して良い楽器があるのかも、慎重に考えます。
というわけで、この件は動きがありましたら報告いたします。
座って弾くことに馴れているため、当然のごとく立って演奏するライブなどでも、支障がなければスツールなど用意して座りたいと思っています。
普段の練習も座って行いますので、足の上に乗せた状態で、自分の演奏する楽器に、自信を持って対峙することができます。
むろん立って弾く場合にこそ重要な問題ではありますが、重量のために下がってしまうネックを運指に使う左手で支えながら弾く、ということが何よりも嫌いです。
わたしは、足の上に置いたときに、両手とも離して、楽器が置かれたままの状態を保つ重量バランスに作られている楽器こそが必要だと、常々思っていました。
右腕をボディに掛けて固定する、というのも行いたいピチカートの動作に悪い影響がある(と確信しておりますが…)ので除外します。
立って弾くときには、ストラップのピンがどの位置にあるかも重要で、それは座って弾く時に無視できないポイントでもあります。
そうすると、例えば、フェンダー社が正規に送り出してきた楽器類は、ほぼ全部気に入りません。
ただし、うまくすると良好な部類に転じます。
ヘッドに取り付けられている重量物である糸巻きを社外品のできるだけ軽量なものへ付け替えるということを行います。
音が悪くなる、という多くのインプレッションを見ることができ、事実わたしもそれを思わされる事例に当たりました。
しかし、弾く気が起きないよりもましであり、長時間弾き続けて腕などに痛みを生じさせられるのもごめんです。
魅力的な音質が、弾き心地の悪さを妥協せしめるとは、わたしのこれまでの楽器履歴を見れば一目瞭然ですが、あり得なかったのです。
フェンダー型でもGotoh GB640や、Hipshot HB6などを使用して、なおかつ音質への不満を生じさせないもの、というのが近年探していた楽器であり、今手元にあって甲乙付けがたいアルダーとアッシュの2本のジャズベース・コピーモデルがそれにあたります。
さて、ビッグバンド系の仕事を長年続けていて、腰痛やら手首痛やら肘痛を職業病として煩ってきました中で、多弦ベースについてはいくつかの考え方の変遷があります。
アレンジャーは4弦のベースでアレンジを書いてはくれますが、ここぞでより低い音を鳴らしたい、あるいはその音をローB弦で弾いてしまえば著しく運指が楽になる、などの理由から、5弦ベースをメインにしたいと思うことが多々あります。
いつも呼んでくださるアレンジャーから、あなたのベースは下に音域が広がっているのですね、と確認され、ローB前提のアレンジを書かれる方もいらっしゃいます。
わたしにとって初めての多弦は90年代で、34インチ/24フレット/弦間19mmの5弦ベースでした。
次に35インチ/24フレット/弦間18mmの6弦ベースを入手し、せっせと練習をしていると、その後持病と化す左手首痛が初めて生じました。
一旦4弦ベースへ戻り、数年経って34インチ/24フレット/弦間18mmの5弦ベースを購入し、その後34インチ/21フレット/弦間19mmのフェンダー型5弦ベースに落ち着きます。
ほどなくして、常態化する左手首痛がしんどくなり、ミディアムスケールを模索し始めます。
33インチ/22フレット/弦間19mmという5弦ベースで、これは現在でも時々使用しており、この先も手放すことはないと思っています。
33インチという、若干短縮されたスケールの楽器に味を占め、多くの楽器を積極的に手放して、完全移行を目指します。
ところが4弦で製作してもらったミディアムスケールの楽器は、どうしても使う気になれないものでした。
その後色々試行錯誤をして、4弦は4段落前に述べました2本のJBへと行き着きました。
近年、スティーブ・スワロー氏のシグネチャーモデルを若干モディファイした35インチ/24フレット/弦間17mmというアコースティックベースを使い始め、また足かけ6年の製作期間を経た33.25インチ/22フレット/弦間17.5mmというフルオーダーのハイーF6弦ベースができあがってきたのを弾いた上で、幅の狭いネックが楽であると結論づけることができました。
巷間言われる、弦間が狭いとスラップのプルで指が入りにくいとか、かつての自分が思っていたのは、十分なピチカートの振り抜きができないだとか、デメリットのいくつかはどういうわけか、今は気にならなくなっていました。
それどころか、快適さをあらためて感ずることとなり、多弦はネック幅を確保してスケールを短縮する、という方向から、スケールは4弦と同じでネック幅を狭くする、という方向へ方針を変えることとなりました。
以前のエントリーでも書きましたが、ハイパーテクニカル系のニュージェネレーション・ベースプレイヤーには、ミディアムスケール+狭い弦間、そして多フレットという組み合わせが求められるマーケット事情があり、フェンダー型に近い、オーセンティックなベーシストに受けるプロファイル(少ないフレット)であって狭い弦間、という組み合わせが既製品になく、ではどこへ製作を依頼しようか思案中であるというところまでお話ししました。
この時点でいくつか候補があり、若干のデメリットを含むために決めきれないでおりましたが、具体例を挙げて紹介しましょう。
Moonカスタムオーダー クロサワ楽器店の特別オーダー品がとても良く、これを元にアッシュボディ、そしてさらに狭いネック/弦間を実現する依頼が可能かどうか 22フレットは無理そう?(20又は21か)
Pedulla ボルトオンのシリーズでは16.5mm/22フレットで申し分なし ナットでのネック幅が太いので45mmで作れないか、その可否
Sadowsky Will Leeなら22フレット&ナローネック 18mmブリッジでのオーダーが可能 フルサイズボディで作れるか?
F-bass やりたいことは全てオーダーで可能 ただし高額
Alembic 上に同じ
ムーン、ペデュラ、サドウスキーに関しては、具体的な相談は行っておりませんが、そうこうするうちに進捗があり、F-bassとAlembicからは概算見積もりの回答が来ました。
予算をオーバーしていることは事実ですが、十分検討の価値はありそうです。
そして、そのためにまだいくらか手放して良い楽器があるのかも、慎重に考えます。
というわけで、この件は動きがありましたら報告いたします。
そういえば ― 2016年05月27日 22時12分45秒
このAsabloを更新しなくなってしばらくして、やっぱり書きたいことがあったときに、こっそりと匿名で(今こちらも匿名状態ではありますが)amebloやってたんです。
最後の更新が昨年12月で、開始がこちらとダブりますが2012年2月、136本記事を上げていました。
そちらも残しておきますがリンクは貼りません。
ご容赦ください。
書くことが唯一のヒーリングであり、公開する前提で言葉を選ぶことにより、思考をまとめることができる、という在り方は以前と変わっていないようです。
最後の更新が昨年12月で、開始がこちらとダブりますが2012年2月、136本記事を上げていました。
そちらも残しておきますがリンクは貼りません。
ご容赦ください。
書くことが唯一のヒーリングであり、公開する前提で言葉を選ぶことにより、思考をまとめることができる、という在り方は以前と変わっていないようです。
あと2本? ― 2016年05月27日 22時09分19秒
2016年春の段階で、これまでに購入したベースは、アコースティック=いわゆるWベースも含めてですが、全部で98本を数えます。
いらないからあげると言われて譲り受けた低価格なジャンク品も含めてではありますが。
その、とても仕事には持って行けないようなベストではないものも含めるとですが、手元には8本が残っており、委託販売で店舗に預けてあるものを入れて10本を所有しているということになります。
通り過ぎていった88本は、必ずしも不要だから売却、譲渡したわけではなく、新しく必要と感じた楽器の購入資金を捻出するために出て行ったケースが少なくありません。
したがって、もしも縁があればもう一度手に入れたいと心から思う、素晴らしい楽器が何本もあります。
生涯で100本もベースを買った男、と呼ばれるにはあと2本手に入れる必要がありますが、本音ではあとそれだけで、その後の人生を満足に送れるラインナップを所有できるかは甚だ疑問ではあります。
実際いま、5弦枠、PB枠と勝手に呼んでおりますが、これまでの経験を踏まえて浮かび上がる、言わば自身にとっての最終形とも言える5弦ベースの姿を形にしたい、さらに伝統的なPBのトーンを備えた4弦のベースが欲しいと思っています。
ターゲットが絞れても、実際それを現場で使ってみるまでは当たりだったかどうかわかりません。
ですのであと2本で終われるかどうか自信がありません。
後者の話からします。
良質のPBのトーンはフェンダーでしか得られないであるとか、究極的にはビンテージに行くしかないとか、真理と思える教訓を肌身に感じては来ましたが、どうしても、あの幅広い指板が、仕事の長丁場で使うのに容認できません。
ネックのローポジションでの弦間隔が広すぎて、左指が弦移動する距離が遠すぎます。
歳を取るにつれ、この問題はあからさまになっており、後述する5弦ベースにおいてもナローネックが望まれているのと同根の問題であります。
JBの38mmとまでいかなくても40mm程度であって欲しいです。
ナローネックで、良い音楽の記憶とともに残る往年のPBトーンが得られると嬉しいです。
指板は、むしろ貼りメイプル、ボディはアルダーかなと思います。
巻数の少なめな明るめのPUが付いていて、それでもなおローが朗々と鳴る楽器が理想です。
とあるUSA製非フェンダーのメーカーで、PBボディにJBネックを取り付けましたというコンセプトモデルの中古を弾きましたが、こんな感じでいいやと思いました。
価格が、予算より10万円程度オーバーしており、すっと買うことはできませんでしたが。
オーダーするとしたらテレキャスター用の裏通しブリッジでスイベル・サドルの付いたWilkinson by Gotohを取り付けたいのですが、このパーツが既にどこからも入手できなくなっており、それさえ手に入れば、先日わたしの理想とするJBを予想以上の素晴らしさで製作してくれたあの工房へ頼もうと思っております。
現状は、このディスコンパーツの入手にかかっています。
さて、前者、となりますがナローネックの5弦ベースです。
フェンダー型の非24フレット(21や20、22フレットなどの)ベース、一般にJBの亜種として製作される楽器のメインユーザーはスラップをやりたくてこの形態を選んでいるために弦間を4弦のベースと同じく19mm(20mmという5弦はさすがに無い)という仕様を支持しています。
弦間せまめ、18mmから16mm程度まで多種存在するが、の楽器を選ぶ層はハイパーテクニックを駆使したいニュージェネレーションである場合が多く、ハイポジションのレンジを拡大した24フレット以上の楽器でないとお話にならないと思っています。
ベーシストは、しかしこれら二派に分類されるわけではなく、トラディショナルなプレイに終始しようと、弦間せまめ=ネック幅細めの多弦ベースを心地よく感じる層もいるはずなのです。
しかしこれに対応する楽器が、ほぼ皆無です。
わたしの今欲しい5弦ベースのスペックは、ローBで34インチ、ナット幅45mm程度、ブリッジでの弦間17.5mm、フレット数22というものです。
加えて、スワンプアッシュボディ、メイプルネック、ローズ指板(インディアンローズは好きではありませんのでそれ以外、マダガスカルやココボロなど)、60年代と同じ位置にシングルコイルPUを二つ載せたパッシブ回路、アウトプットジャックはボディトップに、というものです。
特別に作ってもらう以外、市販品では絶対にありません。
マーケティング的に、NGのようです。
しかし、わたしは需要が皆無とは思えないのです。
あ、短命ではありましたが、フェンダージャパンがJBVとして一時期製造、販売していたモデルが非常に近いです。
アルダーボディで、しかも重いものばかりでしたが。
このスペックの楽器には、入手困難なパーツは、とりあえずありません。
ヒップショット・ブリッジはBスタイルが音の点で好みではありますが、Aスタイルで裏通しのできる17.5mmピッチのアルミブリッジを用意しています。
ペグもヒップショットのウルトラライトで結構です。
PUはノードストランドが、指板のRと弦数、弦間を伝えると、それに最適化したモデルを1コ単位で製作してくれます。
アルニコ3のシングルタイプで、わたしは満足です。
実は、長年の楽器歴で、個人的にこだわりたくなってしまったアイテムは、フェンダー型のフラットヘッドに不可欠なテンションピン(テンションバー)なのですが、これを尋常ならざる嫌悪感で見ています。
できれば金輪際付けたくありません。
ナットから糸巻きまでの間に弦を曲げるアイテムが追加されるなど、許し難き製作の手抜きと思っています。
これを回避してナットからの適切なテンションを与えるには、ヘッドに角度を与えるしかありません。
フェンダー型の楽器でも、このようなアングルド・ヘッド(スロープ・ヘッドという方もいました)を、今後一生使い続ける楽器として手に入れるのであれば、どうしてもやって欲しいと思っています。
PBの場合も然りですが、だから、既製品には一切無くて、今は作ってくれる方を探しているのです(いやF-bassのジョージ・ファーラネットはやってくれそうです。ただし当然ながら高額なアップチャージを請求されます)。
項目のどれか一つを妥協するだけで可能性は俄然広がるんですがね。
いらないからあげると言われて譲り受けた低価格なジャンク品も含めてではありますが。
その、とても仕事には持って行けないようなベストではないものも含めるとですが、手元には8本が残っており、委託販売で店舗に預けてあるものを入れて10本を所有しているということになります。
通り過ぎていった88本は、必ずしも不要だから売却、譲渡したわけではなく、新しく必要と感じた楽器の購入資金を捻出するために出て行ったケースが少なくありません。
したがって、もしも縁があればもう一度手に入れたいと心から思う、素晴らしい楽器が何本もあります。
生涯で100本もベースを買った男、と呼ばれるにはあと2本手に入れる必要がありますが、本音ではあとそれだけで、その後の人生を満足に送れるラインナップを所有できるかは甚だ疑問ではあります。
実際いま、5弦枠、PB枠と勝手に呼んでおりますが、これまでの経験を踏まえて浮かび上がる、言わば自身にとっての最終形とも言える5弦ベースの姿を形にしたい、さらに伝統的なPBのトーンを備えた4弦のベースが欲しいと思っています。
ターゲットが絞れても、実際それを現場で使ってみるまでは当たりだったかどうかわかりません。
ですのであと2本で終われるかどうか自信がありません。
後者の話からします。
良質のPBのトーンはフェンダーでしか得られないであるとか、究極的にはビンテージに行くしかないとか、真理と思える教訓を肌身に感じては来ましたが、どうしても、あの幅広い指板が、仕事の長丁場で使うのに容認できません。
ネックのローポジションでの弦間隔が広すぎて、左指が弦移動する距離が遠すぎます。
歳を取るにつれ、この問題はあからさまになっており、後述する5弦ベースにおいてもナローネックが望まれているのと同根の問題であります。
JBの38mmとまでいかなくても40mm程度であって欲しいです。
ナローネックで、良い音楽の記憶とともに残る往年のPBトーンが得られると嬉しいです。
指板は、むしろ貼りメイプル、ボディはアルダーかなと思います。
巻数の少なめな明るめのPUが付いていて、それでもなおローが朗々と鳴る楽器が理想です。
とあるUSA製非フェンダーのメーカーで、PBボディにJBネックを取り付けましたというコンセプトモデルの中古を弾きましたが、こんな感じでいいやと思いました。
価格が、予算より10万円程度オーバーしており、すっと買うことはできませんでしたが。
オーダーするとしたらテレキャスター用の裏通しブリッジでスイベル・サドルの付いたWilkinson by Gotohを取り付けたいのですが、このパーツが既にどこからも入手できなくなっており、それさえ手に入れば、先日わたしの理想とするJBを予想以上の素晴らしさで製作してくれたあの工房へ頼もうと思っております。
現状は、このディスコンパーツの入手にかかっています。
さて、前者、となりますがナローネックの5弦ベースです。
フェンダー型の非24フレット(21や20、22フレットなどの)ベース、一般にJBの亜種として製作される楽器のメインユーザーはスラップをやりたくてこの形態を選んでいるために弦間を4弦のベースと同じく19mm(20mmという5弦はさすがに無い)という仕様を支持しています。
弦間せまめ、18mmから16mm程度まで多種存在するが、の楽器を選ぶ層はハイパーテクニックを駆使したいニュージェネレーションである場合が多く、ハイポジションのレンジを拡大した24フレット以上の楽器でないとお話にならないと思っています。
ベーシストは、しかしこれら二派に分類されるわけではなく、トラディショナルなプレイに終始しようと、弦間せまめ=ネック幅細めの多弦ベースを心地よく感じる層もいるはずなのです。
しかしこれに対応する楽器が、ほぼ皆無です。
わたしの今欲しい5弦ベースのスペックは、ローBで34インチ、ナット幅45mm程度、ブリッジでの弦間17.5mm、フレット数22というものです。
加えて、スワンプアッシュボディ、メイプルネック、ローズ指板(インディアンローズは好きではありませんのでそれ以外、マダガスカルやココボロなど)、60年代と同じ位置にシングルコイルPUを二つ載せたパッシブ回路、アウトプットジャックはボディトップに、というものです。
特別に作ってもらう以外、市販品では絶対にありません。
マーケティング的に、NGのようです。
しかし、わたしは需要が皆無とは思えないのです。
あ、短命ではありましたが、フェンダージャパンがJBVとして一時期製造、販売していたモデルが非常に近いです。
アルダーボディで、しかも重いものばかりでしたが。
このスペックの楽器には、入手困難なパーツは、とりあえずありません。
ヒップショット・ブリッジはBスタイルが音の点で好みではありますが、Aスタイルで裏通しのできる17.5mmピッチのアルミブリッジを用意しています。
ペグもヒップショットのウルトラライトで結構です。
PUはノードストランドが、指板のRと弦数、弦間を伝えると、それに最適化したモデルを1コ単位で製作してくれます。
アルニコ3のシングルタイプで、わたしは満足です。
実は、長年の楽器歴で、個人的にこだわりたくなってしまったアイテムは、フェンダー型のフラットヘッドに不可欠なテンションピン(テンションバー)なのですが、これを尋常ならざる嫌悪感で見ています。
できれば金輪際付けたくありません。
ナットから糸巻きまでの間に弦を曲げるアイテムが追加されるなど、許し難き製作の手抜きと思っています。
これを回避してナットからの適切なテンションを与えるには、ヘッドに角度を与えるしかありません。
フェンダー型の楽器でも、このようなアングルド・ヘッド(スロープ・ヘッドという方もいました)を、今後一生使い続ける楽器として手に入れるのであれば、どうしてもやって欲しいと思っています。
PBの場合も然りですが、だから、既製品には一切無くて、今は作ってくれる方を探しているのです(いやF-bassのジョージ・ファーラネットはやってくれそうです。ただし当然ながら高額なアップチャージを請求されます)。
項目のどれか一つを妥協するだけで可能性は俄然広がるんですがね。
6月30日、KAMOME ― 2016年05月27日 22時03分57秒
ライブやります
いつも大変お世話になっている横浜・関内のKAMOMEですが、1年ぶり以上のご無沙汰でした。
しんまさLoveズ+2
村越 愛子(P)
巌信一郎(B)
飯島 正剛(Ds)
「ゲスト」
石毛 杏子(As)
藤枝 暁(G)
¥3,000
内容はメンバーの持ち寄りで、ジャズ・フュージョン系となりそうです。
「しんまさLoveズ」はピアノトリオですが、毎回ゲストをお招きしてセッションしています。
お店はこちらですね
http://www.yokohama-kamome.com/index.html
いつも大変お世話になっている横浜・関内のKAMOMEですが、1年ぶり以上のご無沙汰でした。
しんまさLoveズ+2
村越 愛子(P)
巌信一郎(B)
飯島 正剛(Ds)
「ゲスト」
石毛 杏子(As)
藤枝 暁(G)
¥3,000
内容はメンバーの持ち寄りで、ジャズ・フュージョン系となりそうです。
「しんまさLoveズ」はピアノトリオですが、毎回ゲストをお招きしてセッションしています。
お店はこちらですね
http://www.yokohama-kamome.com/index.html
4年ぶりのご無沙汰です ― 2016年05月27日 21時55分12秒
こちらを「休止中」としたのは2012年5月のことでした。
Facebookへ移行したので繋がりのある方はそちらへ、と誘導してみたものの、SNSは苦手で今年の2月で辞めてしまいました。
というわけで、これもまた気分の産物ですが、こっちに書くことがあるかもしれません。
Twitterで呟こうとしたけれど文字数制限をはるかに超える独り言なので、あぁブログが適しているなと思い出した次第です。
よろしくお願いいたします。
なお、以前スパムや悪意あるコメントでストレスを感じて休止しましたので、同様のことが経験されるようでしたら、またすっぱり辞めます。
どうぞよろしくお願いいたします。
たぶん、あいかわらずベースの話が主流だと思います。
Facebookへ移行したので繋がりのある方はそちらへ、と誘導してみたものの、SNSは苦手で今年の2月で辞めてしまいました。
というわけで、これもまた気分の産物ですが、こっちに書くことがあるかもしれません。
Twitterで呟こうとしたけれど文字数制限をはるかに超える独り言なので、あぁブログが適しているなと思い出した次第です。
よろしくお願いいたします。
なお、以前スパムや悪意あるコメントでストレスを感じて休止しましたので、同様のことが経験されるようでしたら、またすっぱり辞めます。
どうぞよろしくお願いいたします。
たぶん、あいかわらずベースの話が主流だと思います。