ジョージ4 ― 2006年11月29日 01時05分15秒
きのうの無駄に長い話を要約すると、BN5にF Bass弦を張るために早く会場入りした、ということだ。イケベ楽器渋谷店さんの入り口階段を下りて、店内、レジ横の通路から右に折れてベースコーナーへ向かうと、奥に背の高いジョージ・ファーラネット氏の姿が、すぐに見えた。
こちらは、2本差しの分厚いギグバッグを背負っているので、彼は直感的に自分の顧客と感じたようで、目が合うとそれらしき表情を見せた。ブースの奥には、簡単な調整卓が置かれて差し向いに座れるよう設えられていたが、カスタマーはおらず、彼らは手持ちぶさたにしていた。すでに顔見知りであるイケベ楽器店の岡崎氏、田中氏、輸入代理店の広瀬氏らに軽く挨拶をして、さっそく弦を変えたい旨を切り出す。
ぼくの予約した16:00までの時間は、ブレイクに当てられていて、その調整台は自由に使用していいと言われた。我々の会話の進行を見守っていたジョージは、ぼくがF Bass弦のパッケージを手にして、支払いを済ませた様子から、自分の仕事が発生したと見たらしい。自発的に作業台へ就き、楽器を受け取ろうとする。スタッフは「事前に弦を変えるだけだから、どうぞ休んでいて下さい」と声を掛けるが、「どうせ暇だし」みたいな反応で、「ではこの方(ぼくのことだ)の後で休憩をお取り下さい」といった気遣いぶりにも見ていて和んだ。
時間が早まるのは渡りに舟で、「可能ならお願いします」と、「所定の作業時間の中に弦交換を入れてしまうと時間がもったいない(から、ご自分でなさったほうが良いのでは)」、との提案もあったが、ジョージがやってくれるのなら、その方が嬉しいので作業に入ってもらった。
ボディトップのマッチングPUカバーに発生した塗装のひび割れをチェックしているのを見て、「私は全く気にしていない」と声を掛けた。だがネック裏に同様の症状が出て(ボディはラッカーフィニッシュだが、それらはウレタン塗装のようだ)、「それは気に入らないので広瀬氏にオイル・フィニッシュしてもらった」と告げる。ジョージは"good job"と言いながらネックをさすり、「こんなにうまいならPUのリフィニッシュもやってくれ」と広瀬氏に言う。
1本ずつ弦を交換し、それが終わるとプラグ・インして音を出しながらアクションの調整を行う。ネックの様子を見るが、ロッドをいじる必要はなく、極めて丁寧に各弦のバランスを調えると、楽器を手渡された。
「どう?低すぎる?」「私はバズに関しては多少神経質なんですけど、通常の使用にはこれで大丈夫だと思います。レコーディングでは弦高を上げます」と答えた。彼は「そうだね、レコーディングでは上げたほうがいいかもね」と納得して頷く。
続きはまたの機会に。
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